PMSはもう我慢しない! 原因や治療法を知ってスッキリ改善
月経の始まる1〜2週間前くらいから体や心に不調が生じる疾患
月経前症候群はPreMenstrual Syndromeを略してPMSと呼ばれている婦人科疾患のひとつ。女性の月経周期のうち、排卵後から月経までの間にホルモンバランスが変化することに起因して、体調や精神状態が不安定になってしまう疾患です。
月経のあるほとんどの女性が、一度はPMSの症状を経験したことがある、と言われるほど悩んでいる方が多いのです。
身体的な症状
精神的な症状
身体的症状と精神的症状が両方やって来るのがPMSの特徴
PMSの症状の特徴として挙げられるのは、頭痛や冷え、むくみや乳房の張り、といった体の痛みと同時に、イライラや落ち込みなどの精神的な症状も表れることにあります。
PMSの治療を行うのは、婦人科や心療内科など。クリニックによって、ホルモン剤や抗うつ剤、サプリメントや漢方薬を用いて異なった治療を行っています。
体に足りない栄養素をサプリメントで補うことで、体全体の不調を改善していく治療法。血液検査などで体の状態を詳細に分析し、足りない栄養を効率よく補給できるオーダーメイドのサプリメントを処方。体質そのものを改善することができます。
女性ホルモンが配合された低用量ピルを服用することで排卵を抑制し、ホルモンバランスや月経周期を整える治療法。月経前のホルモンバランスの乱れを最小限にとどめることができるので、身体的症状にも精神的症状にも効果を発揮します。
PMSで悩む方は気・血・水のすべてに問題がある場合が多く、それぞれを改善する漢方薬を処方します。効果が表れるまでに時間がかかりますが、ピルなどの薬剤に抵抗を感じる方でも安心して服用できますし、体質改善にもつながります。
このほかに、精神科や心療内科を受診すれば、抗うつ剤や気分調整剤などを服用する薬物療法を受けることができます。精神的な症状が強いケースで効果が高い治療法です。
東京都内でPMSの治療を行っている医療機関の中から、栄養療法と低用量ピル、漢方の治療などを行っているおすすめのクリニックを選んで紹介しています。
詳細な検査で体質などを確認し、栄養素の不足を補うサプリを服用する栄養療法を行っています。
PMSの症状を緩和するビタミンやアミノ酸などを配合したPMSレス注射を行っています。
体質に合わせたオーダーメイドサプリメントを処方する栄養療法と、プラセンタ注射を行っています。
低用量ピルによるホルモン療法で、ホルモンバランスと月経周期を整える治療がメインです。
医師によるカウンセリングと抗うつ剤の処方、漢方薬の処方などを行う心療内科です。
積極的に低用量ピルを利用して月経周期を整え、不快な症状を緩和する治療を行っています。
一般の内科治療と並行して漢方薬を用いた東洋医学的な治療も行っています。
軽い抗うつ剤や気分調整剤を使って、生理前の精神的な症状を中心に治療を行います。
食事の改善や市販薬、ストレス解消法を実践してPMSを和らげよう
自宅でできるセルフケアでもPMSの症状を緩和することは可能。食事の栄養に注意しながら市販薬を飲んだり、ストレスを溜めない生活を心がけるだけでも有効です。
市販薬の正しい選び方
ドラッグストアで手軽に買える市販薬にもPMS対策効果が!?
市販薬の中でもPMS対策用の薬は、体の冷えやむくみを解消する効果の高い漢方の婦人薬をベースとして作られているものが多いようです。
メリット
デメリット
サプリの正しい選び方
サプリメントはたくさんの商品が販売されているので、本当に効果のある商品を選ぶコツがあります。体に吸収されやすい成分を選んで配合しているか、化学物質が使用されていないか、副作用がないか、などを入念にチェックすると良いでしょう。
メリット
デメリット
本当にPMSへの効果が期待できるサプリメントの選び方とは >>
市販のサプリで満足できない人には、一部のクリニックが処方しているドクターズサプリがおすすめ。体に吸収されやすい成分を選んで医薬品の製造基準で作られている安全なサプリメントです。
栄養を補う
PMSの症状を訴える人は、鉄分やカルシウム、ビタミンB群、ビタミンEなどが不足していることが多いそう。それらの栄養を補うことで、症状を根本から改善することが可能です。
ホルモンに働く
女性ホルモンのバランスの乱れを整えるために、ホルモンと同様の働きをすると言われる、プラセンタやイソフラボンなどの成分をサプリメントで補います。
リラックスに有効
イライラや落ち込みなど精神的な症状が強い方は、体も心もリラックスさせる効果があるセントジョーンズワートのサプリなどがおすすめ。荒れた心を穏やかに整えます。